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KwaZulu-Natal
クワズール・ナタール州

インド洋の暖かい海水が打ち寄せるクワズール・ナタール州は、亜熱帯気候の海岸、東は見渡す限りのサバンナ、西はドラケンスバーグ山脈に囲まれ、訪れる人々のどんな嗜好にも合う。

ズールー族の王国として知られるクワズール・ナタール州は、アフリカ、ヨーロッパ、インド文化の入り混じったところ。州内には2つの世界遺産がある。グレーター・セントルシア湿原公園とウクハラランバ・ドラケンスバーグ国立公園Ukhahlamba Drakensberg Parkである。この州では、すばらしい海岸と、陽光輝く天気と動物保護区、緑の丘陵地、サトウキビ畑そして南アフリカの歴史に登場する大戦争の遺跡を見ることができる。

砂浜とサーフィンを目当てに、他州からやってくる旅行者にもとても人気があるクワズール・ナタール州は、国内の観光地としても非常ににぎわっている。

概要
クワズール・ナタール州は南アフリカの東海岸にあり、南はポート・エドワードから北はモザンビークの国境まで広がっている。はるか昔から、この州は数々の戦火を見てきた。ズールー族とブールトレッカーズ(ボーア族の移動)の衝突、大英帝国とボーア人の戦争(ボーア戦争)、ズールー族と大英帝国の戦争などがそれである。

人口は、国内で一番多く、92100平方キロの土地に900万人強の人が住んでいる。居住者の75%が黒人、主にズールー語を話す人々である。残りの15%がインド人、そして10%が白人。

クワズル海岸、地理的には、北と南海岸に分かれているが、そこにはアフリカ大陸に存在するすばらしい港のひとつ、ダーバンがある。クワズール・ナタール州へのアクセスは、ダーバン国際空港で降りるか、ダーバン・ハーバーで下船するか、もしくは内陸の縦横道をドライブすることになる。

気候
クワズール・ナタール州は常夏の州だが、地方によっては温度も異なる。熱帯気候にあり、夏は雨が多い。クリスマスのシーズンには、海岸一帯は非常に蒸し暑いが、内陸に行くほど温暖。

ダーバンは1月の平均気温は摂氏27度(華氏81度)で、7月は最高摂氏22度前後である。

特徴
○ダーバン
にぎやかなダーバンは州内のビジネスと産業の拠点。大きな貿易港らしいエネルギーが脈打っている躍動する町だ。高級ホテルがダーバンの海岸にならび、「南アフリカのマイアミ」と称されるほどだ。ダーバンは世界で最も成長著しい都市でもある。港は南アフリカで最大の貿易港であり、世界で10指にはいる最大規模の港である。

○ピーターマリッツバーグPietermaritzburg
ピーターマリッツバーグは、植民地時代の強い影響を受けた遺産であるが、インド、ズールー、英語を話す人々が混在している町だ。国内でもっとも文化保護されているビクトリア朝の町として知られている。

主な見どころ
■海岸
ナタール海岸には、南アフリカ有数の海岸がある。ウムランガ・ロックスUmhlanga Rocks、バリートBallito、シャカズ・ロックShakas Rock、シェリー・ビーチ(北海岸)Shelley Beach、ウヴォンゴUvongo、マーゲート(南海岸)Margateなど、他にも沢山ある。これらの海岸は、安全に水泳もでき、サーフィンにも最高だ。ダーバンの町にもアディントン・ビーチや南と北の海岸、デイリー・ビーチなど、すばらしい海岸がある。

■ダーバンのグレイ・ストリートGrey Street
グレイ・ストリートは、ダーバンのインド人街で、インド料理ならではの辛い味が売り物だ。ジュマ・ムスジッド・モスクJuma Musjid Mosqueときらきら光るドーム型の光の塔(1927)は、南半球最大のモスク。周辺とバザール(市場)を歩き回って、珍しい香辛料や布を地元のインド人商人から買うのも面白い。

■グレーター・セントルシア湿地公園
美しい湖沼や森林、湿地帯がセントルシア湖の河口を取り巻くように点在している。この地域は、南アフリカの最初の世界遺産のひとつ言われている。少なくとも、世界でも最も美しい湿原地帯であることには間違いない。その他の南アフリカ特有の海浜森林保護区はデュクデュクDukudukuとコシ・ベイKosi Bay付近にも見られる。カバやワニ、ゾウを含む数え切れないほどの種類の動物に加え、豊富な種類の植物や海の動物たちが、この亜熱帯気候の環境の中に生存している。

■ウクハランバ・ドラケンスバーグ国立公園
2000年に世界遺産に登録された。この山脈はレソトと国境を接し、南アフリカにおける最も高い山脈を誇る広大な国立公園である。「リトル・スイス」と呼ばれることもあり、見事な滝や山頂、サン族の壁画で引き立てられた岩肌が特有だ。ウォーキングやフライ・フィッシングをする人気の場所である。

■ズールー族の中心地
クワズール・ナタール州は、ズールー族の王国と呼ばれる。シュルシュルーエ・ウンフォロージ動物保護区(ウルンディから北に150キロにある)の西側には、地元史に特化した文化博物館がある。オンディニOndini近郊には、再建されたズールー族の王のセシュワヨCetshwayoの王墓がある。ブカニ・コレクション博物館Vukani Collection MuseumはエショウェEshoweにあり、非常に興味深い。ここには、世界最高のズールー族の美術や文化のコレクションを誇る。シャカランドとジンジンドロブGingindlovuも訪れる価値がある。

■サファリ
サイの保護政策とビッグ・ファイブを見ることで有名なシュルシュルーエ・ウンフォロージ動物保護区はクワズール・ナタール州有する保護区の中で最大である。ムクジMkuzi動物保護区とンドモNdomo動物保護区も人気があり、保護区内のサファリ・ウォーキングは忘れられない体験。

■ソドワナ・ベイSodowana Bay
南アフリカでダイビングとシュノーケリングをするならソドワナ・ベイだ。水の中の世界を愛する人々の正真正銘のメッカである。また、ビッグ・ゲーム・フィッシング(大物の魚を目当てにする釣り)の場としても有名。

■バトルフィールド
クワズール・ナタール州には、南アフリカの歴史上に起きた大きな戦争の遺跡も数多く存在する。内陸のテュゲラ・リバーTugela Riverの北にはボーア人とズールー族、英国軍とズールー族、そしてもちろんボーア人と英国軍のすさまじい戦争の爪あとが残っている。

■イナンダ・ヘリテージ・ルート
マハトマ・ガンジーが彼の受身の抵抗という哲学を究めたところへ行ってみよう。オハランジOhlangeにはANC(アフリカ民族会議)の議長ジョン・デューブが創立した学校や、最も規模の大きいシェムベ教会(200万人の信者を州内に擁する)の本拠地であるイナンダ・セミナリー(神学校)を訪れるとよい。

■ミッドランズ・ミーンダーMidlands Meander
絵葉書のようにかわいらしい村。緑の丘陵は英国風の旅館やゲストハウス、趣のあるB&Bなどが沢山ある。町は、ポロ・クラブや楽しいレストラン、すばらしい美術と雑貨ショップの通りが有名。

■ヴァレー・オブ・サウザンド・ヒルズValley of Thousand Hills
ダーバンから45キロほどのドライブは、絵画のように美しい景色が続き、ヴァレー・オブ・サウザンド・ヒルズ(1000の丘の谷)として知られている。ズールー族はこのような丘陵に伝統的な小さな家を立て、住んでいた。丘陵からの眺めはまた格別である。ぜひゆっくりと時間をかけてドライブをしたい。

■ズールー族の文化
クワズール・ナタール州は様々な種類のマーケット、民芸品店、ギャラリーがあり、ズールー族のすばらしい民芸品を購入することができる。伝統的なバスケット、ビールを濾す編んだこし器、ズールー太鼓、楯、細身の投槍、ビーズワーク、陶器、民族衣装など、相応の値段で買える。

■いわしの群れ
南海岸(サウス・コースト)には毎年、いわしの大群がやってくる。いわしの大群は、ナタール・サウス・コーストからモザンビークから移動し、餌をめぐって狂喜乱舞する様子が見られる。通常、イルカやさめ、その他の大物の魚がいわしの後をついてくる。

■オリビ・ゴージOlibi Gorgeのウォーキング
オリビ・ゴージ自然保護区はウォーキングにとてもおすすめの、景観がすばらしい峡谷である。この辺りは、崖と森林、ウォーキング・ルート、ピクニックなどのほか、数多くのレイヨウが生存している。しかし、保護区の名前にもなっているオリビ(レイヨウの一種)はあまり見られない。

■ハイビスカス・コーストThe Hibiscus Coast
ポート・シェップストーンからポート・エドワードへの海岸線はハイビスカス・コーストと言われ、青々と茂ったハイビスカス・ガーデンや郊外の豪華な邸宅、砂浜に面したコテージ、キャラバン公園などがそのいわれの理由である。この周辺は、すばらしい砂浜とゴルフ場で知られている。マーゲイトMargateとウヴォンゴUvongoは、周辺の中でも特に人気がある。

■ドルフィン・コースト
輝くばかりに美しいドルフィン・コーストは、ダーバンの北のウマランガ・ロックスからトゥゲラ・リバーの河口に伸びている。この付近も広々としたビーチが広がり、暖かい海がいるかたちの格好の遊び場なのだ。ホリデーリゾートとしては、バリートBallito、ソルト・ロックSalt Rock、ウムランガ・ロックスなどからなり、5つ星のホテルがどの町にもある。しかし、セルフ・ケータリング(自炊式宿泊)も地元の旅行者には根強い人気がある。

Bushman Paintings
Bottlenose Dolphins
Amphitheatre
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